先日梅雨が明けました。
梅雨の間は梅雨前線が波をつぶしてしまうため、サーフィンをするための波はなかなか来なかったのですが、梅雨が明けえるとどこもかしこも良い波が立ってやっと夏が来た感じがします。
ところでサーフィンといってもロングボード、ショートボード、ファンボード、ショートボードにも掘れた波に相性の良い板、小さい波に相性の良い板などなどいろいろあります。
自分もボードは6枚ほど持っておりその日の波に合わせて遊んでいます。
前置きが長くなりました、今回は相性の大事な税理士の選び方をお話しさせていただきます。
そもそも税理士って何?
開業医の先生はまだしも、勤務医の先生の中では税理士と接したことのある人は多くないでしょう。
年に一度の確定申告をおこなう方でも、勤務医の先生の場合はそれほど困難な手続きでもありません。そのため、税理士に依頼することなくご自身でおこなわれている方も少なくないのでは?
そうすると、税理士ってなに?頼りになる場面って??と疑問に思うことも多いと思います。
税理士は一言でいうと、税金の専門家です。税金に詳しいです。
公認会計士は一言でいうと会計の専門家です。会計にめっちゃ詳しいです。
ただ、税金の計算手続きをおこなうためには法人とか個人とかの利益の計算をする必要があり、その知識の副産物として会計とか財務とか詳しくなるんですね。
従って、税金以外でも会計とか財務とかについても頼っていいでしょう。
また、税理士のクライアントはほぼ社長です。同業他社のリアルな情報など、良いものを色々抱えています。
税理士に求めるもの・求めていいもの
税理士の独占業務は、税理士法第2条に「税務の代理」「税務書類の作成」「税務相談」と規定されています。
「税務の代理」は本来納税者本人がやらなければならない税務署への手続きや税務調査の対応を納税者本人の代理・代行としておこなう業務です。極端な話、税理士に依頼すれば税務署への手続きや対応はすべて丸投げすることができちゃうんですね。意外と便利です。
「税務書類の作成」
これはそのままです。本人以外が税務署に提出する書類を作成したらダメなんですが、税理士はOKとされています。
「税務相談」
実はこれも税理士以外がおこなうことは禁止されております。税金の法律は複雑なので、素人が好き勝手アドバイスして間違った内容で申告されると税務署も正すのが大変。秩序を作るため素人(税理士以外)のアドバイスは禁止しているんですね。
これは医者以外の人の健康アドバイスとかで、医者の立場からこれはダメでしょって思う場面あると思います。これと感覚は似てますね。
これら独占業務はしっかり税理士に求めてください。税理士にしかできません。ただこ、れらの内容は税理士であれば全員出来るものになりますので、税理士決定の決め手にはなりかねます。
であれば、プラスアルファを求めましょう。
資金調達に詳しいか
開業時の資金融資や銀行借り入れについて相談してみましょう。税金の専門家でも詳しい税理士詳しくない税理士分かれると思います。
他の士業やコンサルタントとのネットワークを構築しているか
社労士や司法書士、弁護士などと連携をとっているか確認しましょう。
法人設立を相談して、「司法書士の先生をネットで探してください」と突き放す先生は要注意です。
税務調査に強いか
こればっかりは判断が難しいです。
先生の経歴とかを確認するとかで判断するぐらいでしょうか。税務署出身の先生でも、出身の部署によれば税務調査と無縁のかたもいらっしゃいますし。税務調査でまったく指摘否認がなかった。といっても、中身を見てみれば極端に税務署寄りの申告書内容のものを作成していたりと、判断基準は難しいです。
この人ならと信頼できる先生を探しましょう。
人柄、相性は合うか。
これが一番重要です。
税理士に求めるもの、期待するもののなかでも独占業務の3つは特殊な事業をおこなうのでなければ正直それほど税理士に差はありません。それ以外の相談ごとに価値の差が出ると思います。
そうなると契約以外の内容に期待するわけですので、話しづらかったり、杓子定規な回答しか返ってこなかったり、なかなか会えない先生の場合、期待に沿った先生ではないと判断していいと思います。
税理士の専門性を確認して合う人を選択しよう
医者にも外科内科等専門性があるように税理士にも得意な分野があります。
おおむね一般税務をお願いする場合には特に気を付ける必要はございませんが相続対策や申告、国際税務、税務調査などの対応をお願いしようとする場合はしっかり専門性を確認して依頼するのがおすすめです。
専門性がマッチし、人柄も信頼できる税理士を探しましょう。