紹介が産むつながりを育むバーをオープン
秋田さんが大切にするのは人とのつながりだという。8月23日にオープンしたバーも、コミュニティとして価値を生み出す場所として考えている。交友関係は医療従事者にとどまらない。さまざまな職業、バックグラウンドを持つ友人たちが日替わりに店長を務め、場所貸しをおこなうこともある。
「バーはここで稼ごうというわけではなく、プラットフォームを目的としています。身元がはっきりしていて、信頼できる人が集まり、繋がる場です」
お金を使って派手に広告を出して人を集めるようなスタイルは古いと考えている。質の高い人間関係によってもたらされる繋がりが重要だ。
「自分が信頼している人が紹介してくれた相手なら信頼できますよね。いい人の友達はいい人というルールです。こういう状況なのもありますが、今後はよりクローズドな関係性が重要になっていくと思います」
すでにさまざまな方面で能力を発揮する秋田さんの夢とは?
「近い目標で言えば、自分のクリニックをオープンしたらコーチングの手法も取り入れた治療をおこなっていきたいです。美容の医療は身体的なアプローチだけではなく、メンタルや社会的な面の改善もないと本人は幸せになれないので」
医師のかたわら、コーチングやコンサルの仕事もおこなっている秋田さん。肉体的、精神的、社会的な軸すべてが満たされないと人は幸せになれないというのが持論だ。医療の提供に留まらず、よりよい人生のデザインをサポートするため力を発揮していく。