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吉岡容子キャリアアイキャッチ

皮膚科医・吉岡容子先生に学ぶ専門をかけ合わせて強みをつくる方法

さいたま市浦和駅至近の『高梨医院』副院長を務める吉岡容子先生。現在は皮膚科・麻酔科医として開業されていますが、麻酔科専門医でもあります。2つの分野に明るい吉岡先生はどんなキャリア選択をされてきたのかお聞きしました。

皮膚科医として経験を積み、2016年開業

基本当直かオンコール、仕事の合間にお腹が張ったら産婦人科でチェックを受けるような生活スタイルだったが、体調が良い健康な妊婦だったこともあり「体が元気なら休む必要はない」という考えだったという。

出産後、1ヶ月で職場復帰。実母や、シッターさんや保育園などサポート受けて働いた。

「育児は女性の仕事となりがちですが、夫婦で役割分担したり、外部の力を借りれば負担を減らすことは可能です。夫は泌尿器科医で、オペもあり忙しく働いていましたが、どうしようもない時は仕事を切り上げて帰宅してもらうようなこともありました」

麻酔科医として勤務を再開したが、同時に今後のキャリアについても考えるようになった。

吉岡容子キャリア2

「いつかは実家の病院を継ぐという意識はありました。父からは病院をいつ継ぐんだとよく聞かれていましたし。開業を本気で考えようと思った時、もともと興味のあった皮膚科や美容皮膚科でやり直そうと決意したんです」

父が院長を勤める高梨医院は脳神経外科だが、祖父が開業したのは産婦人科だったという。3代目の吉岡さんは皮膚科で開業する予定。看板は同じだが、それぞれの専門で開業するユニークなスタイルである。

「出産翌年の3月に麻酔科医を辞め、出身大学の先生を頼って大学の皮膚科外来から勉強をやりなおしました。その後、皮膚科医として『明治通りクリニック』に転職したんです。勤務先にも開業のことを話して、経営に関する勉強もさせていただきながら皮膚科医として経験を積んでいきました」

吉岡さんは医師向けの転職サイトを使って転職した。皮膚科・美容皮膚科に強いクリニックをメインとして、子どもが小さかったため勤務時間を優先して選択。非常勤からスタートして、入職から3年目には院長に就任した。

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むらかみみさと

BeDo編集長
ライター、エディトリアル・ディレクター
慶應義塾大学在学中からインタビューや取材活動をおこなう。複数の組織で文字を通したPR、プロモーション、コミュニケーションに従事。

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